2012年06月29日

ペットロスの忘却録〜猫のいない春〜

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ミィーちゃんが天国に行って、初めての春がやってきました。
この冬は、寒く、暗く、静かで、本当にとても辛かった。
コタツの中に、ミィーちゃんがいない。
布団の中にも、ミィーちゃんがいない。
暖かい日だまりの中にも、ミィーちゃんがいない。
大好きで、寒くても毎日見回り隊長をしていたベランダにも、いない。
冬のベランダは寒くて、花も枯れ果てて、さみしくて見るのがいやだった。

とても。とてもとても、花が見たいと思って、冬はシクラメンを育て、春には花が咲くように、チューリップの球根を植え、薔薇の苗も買ってみた。
ベランダを見ては、早く早く春が来ますように。
花が咲きますようにって、祈ってた。

ようやく春が来て、チューリップが咲いて、薔薇の蕾が開いて、そして、気付いた。
ああ、私は、春が大好きだった。ミィーちゃんが、大好きな春が好きだった。春の風にうっとりと横たわる、白と黒の毛皮をそっとなでるのが、大好きだった。
ミィーちゃん、春がきたよ。あたたかいよ。ねえ、聞こえてる?
声に出して、言ってみる。返事は、なくても、呼んでしまう。

穏やかな春の日に、窓辺に腰掛けて、ただ、花を見た。
はたはたと、しずくが落ちて膝にしみを作り、乾いていった。
あなたがいなくても、花は美しい。ただ、黙って私の側にいてくれる。
猫のいない春は、やはり辛いけど、花は、植えてよかった。
人を癒すのは、自然かもしれない。

もうすぐ、あなたのいない、2度目の夏がくるんだね。
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↑あ、気がむいたらでいいんで。猫の白黒猫部門に参加中です。
posted by kotoyo at 22:08 | ペットロス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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